日程 | 2015年7月10日(金)~7月12日(日) 集合地が大阪で2泊3日 |
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area | 長野県・南アルプス |
アクセス | マイカーで戸台大橋よりもう少し上流にある戸台川河川敷まで。 |
1day | 大阪駅8:45→(マイカー・休憩とりつつ)→仙流荘13:50→戸台川登山口(1,000m程)14:10/14:45―角兵衛沢出合い(1,300m程)17:03到着 河原でテント泊・行動時間約2時間 |
2day | 角兵衛沢出合い5:30―岩小屋(水場)7:25―稜線コル9:27―鋸岳第一高点(2,685m)10:07/10:30―小ギャップ10:50頃―鹿の窓(通過)―第三高点11:30―鹿の窓11:55/13:00―大ギャップ13:30頃―鋸岳第二高点(2,675m)13:55/14:17―中ノ川乗越14:52―熊穴沢出合い手前18:00―角兵衛沢出合い18:30到着 河原でテント泊・行動時間約13時間 |
3day | 角兵衛沢出会い7:20―戸台川登山口9:32/9:57→仙流荘→(マイカー・休憩取りつつ)→解散場所18:00頃 行動時間約2時間 |
2015年7月10日晴れ | ||
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14:10 | 戸台川登山口 登山ポストとちいさな小屋がある河原の駐車スペース、結構広い、最後は地道なので車高の低い車はやや侵入に苦労するかも、トイレは車で10分手前にある仙流荘で済ませておく、テント装備や安全具の確認など色々時間を使って出発は14:45頃 この日と最終日の行程は渡渉が有る事以外は大したことのない河原歩き、前日まで雨続きだった割には水量はそれほどでもない、しっかり選べば膝下程度の水量渡渉で済んだ、何故かこの日は回りにつられて登山靴のまま渡渉したが、乾かすのは3日後以降になることに後ほど気付いて後悔することに | |
16:00 | 練習岩 岩壁にクライミング用の支点が撃ち込まれている壁の事を勝手にそう呼んでいる、この河原歩きは 最初の堰堤(スタート直ぐ)→水門の堰堤→展望台付堰堤→練習岩場(ココ)→鉄の堰堤 と4つの堰堤を超える、前半は右岸側に明瞭な轍があり、渡渉がある展望台付堰堤(これも勝手な呼称)より上流あたりで右岸左岸を(その時の流れによって)うろちょろした後、この練習岩周辺から角兵衛沢出会いまでは左岸に歩きやすい道がある、ただし鋸岳は右岸側(北側)から登る事になるので最後にもう一度渡渉する事になる。 戸台川を渡渉しつつ上流へ、前日まで2日ほど雨降りだったが水量はこのくらい
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17:03 | 角兵衛沢出合 看板?道標がある、右岸左岸どちらも幕営適地、この日は既に全員靴がずぶ濡れなので先に左岸(北側)に渡っておく(連泊予定ですし)、水場は探せば少し上流で支流からの流れが見つかるのでそこで。 この日は自分たち以外のパーティ無し。 | |
2015年7月11日晴れ | ||
5:30 | 角兵衛沢出合い 4時前には起床していてテントは張りっぱなしなのでそれほど時間がかかるはずは無いのに妙に出発時間が遅くなった…後から振り返るとこのへんで「まぁええか」とか考えていたのが間違いだったかなとかの反省点はある。 | |
6:13 | クラックの大岩 樹林帯の中にどーんとそびえる大岩、休憩、以降細かい休憩は記録上は省略している、序盤は樹林帯歩きで岩小屋が近づくと足元が岩だらけになっていく。言うまでも無く急登が続く。 | |
7:25 | 岩小屋 水場、樹林帯を抜けた大岩壁地帯、前々日までの雨のせいかこの時は石清水がかなり豊富に流れていた、貴重な水場だがかなり細い事もあるので当てにし過ぎない事。 以降は樹林帯を抜けて岩壁に囲まれた大ガレ地帯でルートファインディングしつつ登る、急登、まだ夏山シーズン初めの為踏み跡不明瞭な場所多く慣れた人以外はかなり歩きにくそうにしていた。 うっすら残っている樹林地帯にルートマークテープがあったりもするが基本は記憶と経験で辿る、直登だったりつづら折れだったり色々だが微っ妙にヒントのような踏み跡もあったりするので(ガレ場なので本当に微妙)、ヤケクソで直登しない事、落石して危ないから。 これは下山中の熊穴沢から中ノ川乗越を見上げた写真だが、こんなガレ場をこのコースはトータル5時間くらい歩く
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9:27 | 角兵衛のコル 稜線へ、息を整える程度の休憩…のはずが記録を見ると20分も休んでる! ここから鋸岳第一高点までは草付き(土道)で道幅が狭いので割と嫌らしい、ここまでで時間がかかりすぎている場合は第一高点で引き返すのだが、この道は下りで使うとさらに嫌らしい、危険注意。 仙丈ケ岳、麓をざっくり横切るのは南アルプス林道
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10:07 | 鋸岳第一高点 まず第一峰、晴天絶景、以降はしばらく稜線沿いの岩稜歩き、10:30出発 2013年8月撮影、山頂看板あり
このサイズでは全然さっぱりわからんが御嶽から北ア槍ヶ岳までの遠望
すごく緑色に見える甲斐駒ケ岳、右奥は北岳
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10:50 | 小ギャップ 鎖場を下り、鎖場を登る 岩が逆層気味で少しやらしいので注意、この辺の時間記録がややあやふや、 小ギャップ終わりで右手へぐるっとトラバースした先の岩稜は乗越してややザレた道へ下りる、と覚えておく、道を知らないと鹿窓の上部のちょっと難しい場所(残置スリングが有った)に突っ込んじゃうので。 | |
11:05 | 鹿の窓(一旦通過) 右手に鹿窓をみつつ、一旦第三高点までピストンしに行く | |
11:30 | 第三高点 特に道標も看板も無い、鹿窓―第三高点間も普通の岩稜線歩き、ここをまっすぐ大ギャップに突っ込むとアルパインクライミングになるので鹿窓へ戻る。 | |
11:55 | 鹿の窓(下る) 鹿窓をくぐり鎖場を下降する、なかなかの落石ポイントなのでザイルで確保して降ろす(8人パーティーでした)、自分は最後で懸垂下降、ここで小一時間使う… | |
13:30 | 大ギャップ(時間は底部でのもの) 鹿の窓の鎖場終わりからすぐに大ギャップ側へのトラバースに入ってはいけない(踏み跡がある)、草付きの道をつづらに下り自分たちの取りついている岩壁が終わった場所の横切り道まで下るのが正解、それでも危険は危険なので注意、第2高点側の山塊(大ギャップの向こう側)を「え?あれ登り返すの?」ってぐらいに下る、ちなみに下り過ぎるとその下はまた危険。 大ギャップを左に見上げながらガレ場を渡り、進行右手の草付き登山道へ向かう、よく探す、草付きの道は急登だが危険度はそれほどでもなので焦って間違えて危険なルートを取らないように。間違ってもネットの情報だけで来てはいかんルートだなーと思う。 | |
13:55 | 鋸岳第二高点 急登をひいこら言いながら登りきって鉄剣のあるピークへ、20分休憩、下りは早々に大ガレ場(登りと似たようなの)が始まる、中ノ川のコルよりかなり上部で始まるのでそのつもりで。 第二高点に立つ鉄剣
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14:52 | 中ノ川乗越 この後もずっと大ガレ場が続く、同行者の一部に疲れが見える、ここでもガレ場歩きの慣れ不慣れが出てくる。 熊穴沢の大ガレ場、登りも下りも大ガレ場を結構な時間歩く
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16:00 | 樹林帯へ 途中比較的新しい崩落地のトラバースなどありつつ後半は尾根上の登山道にルートマーキングが明瞭に、左右に谷地形を見ながらひた下るが水の気配は無し、結局かなり戸台川に近づいてからしか水場は無かった、パーティーのペースは上がらず。 | |
18:00 | 小沢の離合地点 尾根の終わりで小沢が集まっている地点で小休止、ここから戸台川まで下りきってしまってもいいが河原合流地点は大岩のクライムダウンがあるので、このまま樹林帯を下流方面へと向かう、苔むした道なき樹林帯歩き、傾斜はかなりゆるいが台地地形になっているので所々急登を下る。 | |
18:30 | 角兵衛沢出合い テント場へと戻ってきた、流石に暗い、この13時間行動はちょっと諸々時間をかけ過ぎの反省はある、今回は大丈夫だったがこの下り道後半を仮にヘッドランプで歩くと迷う可能性がある、方向は間違えないが登山道は多分見失う(そうゆう道)ので歩きにくさで疲労倍増なんてこともあるかな? | |
2016年7月12日晴れ | ||
7:20 | 角兵衛沢出合い出発 帰りはそれほど急がない、どころか温泉(この時は仙流荘)が拓く時間への調整があるのでゆっくり目に出発。 そういえばテントを畳んでいる時に壮年くらいの男性が一人で右岸を上がってきた(歩きにくかったろうに)鋸岳縦走日帰り予定で始めて登るらしい、「お気をつけて」としか言いようがない。 | |
8:20 | 練習岩 途中道草食いながら歩く | |
9:20 | 最後の堰堤 | |
9:35 | 戸台川登山口 駐車スペース、下山、荷物をある程度整理して車に積み込む、下山後の入浴は仙流荘へ |