真冬の大山登山

2月の大山(夏山登山道)

真冬の大山

健脚向き 冬山装備
鳥取大山の冬は日本海側の独立峰ということで相当な降雪量を誇っている。伯耆富士の名前が付くだけあって遠目に見ても美しいが弥山山頂に立ったときの景色も美しい。
登山ルートはごく一般的な夏山登山道と呼ばれる尾根上をほぼまっすぐ頂上へと向かうコースで弥山へと登っている。
それで登山上で問題が起こるとすればやはりその気候条件からくる風とガスになるかと思う、荒れるときは本当にあっという間で視界など全く無くなるし突風の吹き方もアルプス稜線の悪天時に負けることは無い、せっかく地上からアクセスが良いのだから悪天時はさっさと諦めて次の機会を期待するようにして下山した方が良い、なまじ登山者が多いから「他の人達が登っている」みたいな理由で強行しないように。
日程2014年2月21日(金)~2月22日(土)
集合地大阪、夜行バス利用で一泊二日
area鳥取県
アクセスこの時は貸切バス(往路夜行)でバス駐車場まで
マイカーの場合は大山寺駐車場が最適か、ただ週末はいずれも混雑している。
1day大阪19:00→(貸切バス(夜行)・休憩、立ち寄りしつつ)→
2day大山・バス駐車場―ホテル大山7:45再出発―大山寺P(740m程)7:55―蓮浄院跡十字路8:00/8:15―2合目8:40―6合目9:45―大山・弥山頂上(1,705m)10:50/11:10―6合目11:45―十字路12:45―下山13:10→(貸切バス)→→解散場所18:30頃

行動時間約5時間半

2014年2月22日晴れ
7:45ホテル大山前
スキー・スノボ装備の人らに混ざって登山開始、しばらく町中を歩く
7:55大山寺P
橋を渡って公衆トイレのある駐車場、大山寺それ自体はここから結構遠い
道路脇は(除雪の為もあり)4m程の雪壁になっている、夏道が雪で埋まっていることもあるので50m程先にある階段道(雪で埋まっているが)から登山道にあがる。
8:00蓮浄院跡十字路
積雪量は十分なのでここでアイゼン装着、他の登山者の邪魔にならない場所でつけれればどこでもよいが。8:15出発
8:402合目
まだ看板が雪で埋まっていない時だけわかる2合目、樹林帯なのでトレースが完全に消えることは珍しいが高度を上げる毎に斜度が上がるのでトレースも消えやすい、週末登山ならトレースは山ほどあると思うがその分よくわからないトレースも増える、特に登山道東側は谷地形なので滑落の危険もある、やや注意。
あと標高を上げる毎に霧氷が綺麗になってゆく。
9:456合目避難小屋
避難小屋は雪で埋まっていて見えなかった。避難小屋はコンクリ製で6人も入れば一杯になる小さいもの。
ここからさらに斜度が上がり樹木が無くなってゆくので悪天時の撤退判断は樹林の消え切る前に。
大体7合目付近から登ってきた道を振り返る
大体7合目くらいから来た道を振り返る
2015年2月撮影 晴れた稜線を見上げる
2015年月撮影 晴れていれば進行方向はこのぐらいわかりやすい
8合目
斜度がゆるくなるあたりで8合目過ぎ、夏道では木道が始まっている、風がかなりきついので積雪期でも木道が見えていることも有り、斜度が緩いせいで展望が無い時はかえって危ない。反面展望が良い時は旗竿やら道標でほぼ迷うことは無い。
強風の為少しだけ木道が顔を出す
木道が少しだけ顔を出している
薄雲りの間に地上を撮ってみた
天候は晴れつつも強風が絶えず薄雲を運んできていた
10:50大山・弥山山頂
山頂避難小屋は8割雪で埋まっていた、山頂へは片道3分ほどのピストンで、厳密に言うと恐らく弥山山頂は踏んでいないと思われる、ただ山頂すぐ先は雪庇の張った稜線に繋がっているので近づき過ぎないよう十分注意。
風が強く雪庇が張り出す稜線
風が強く、雪庇も見える稜線
2015年2月撮影 穏やかな状態の稜線
2015年月撮影 穏やかな状態の稜線
2015年2月撮影 山頂から地上を見下ろして一枚
2015年月撮影 地上を見下ろしてみた一枚
2015年2月撮影 雪に埋まった避難小屋越しに下方の美保湾が見えている
2015年月撮影 雪に埋まった避難小屋越しに美保湾が見える
11:55行者コース分岐
積雪期の下りは早い、気が付いたら6合目も過ぎていたのでとりあえず目印にここ。
12:45十字路
車道にでる手前でアイゼンを外す。
13:10下山
慣れてないと大山の街中は迷う
下山して町中から見上げる大山
この日は下山後さらに快晴に変わった
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